~と言う人は、実際に暇が出来たら退屈さを感じるのだろうと思うこの頃。
 いざ内定が決まり、自身の生活を占めていた就職活動という苦行がそのままフリーになると、非常に退屈さを感じる。暇を感じるというよりも、何をすればいいのかが分からない状態なのかと思われ。することといえば日がな一日パソコンに向かってゲーム、記事を読む、文章を書く、大体このどれか。

 無駄な時間を過ごしていると分かりつつも、こんな生活が続いてる。
 何か実りあることをした記憶を探ると、先日……といっても一ヶ月以上は前になるが滋賀の近江舞子まで自転車を走らせたこと。日が沈んだ辺りから悶々とし初め、22時頃に出発して多少迷い、多少寄り道して3時過ぎ?には付いた記憶。まだ真っ暗な中で琵琶湖の水音に耳を傾けつつ、事前に用意した缶ビールを呷りつつセンチメンタルを装い空を見上げると絶妙に薄雲のヴェールが掛かった星空が広がっているわけです。
 徹夜で自転車を走らせたと言っても差支えがない状態で、半分深夜テンションな私はまあ自分に酔ってしうんですよね。そして再度事前に用意したコンビニの氷の中にぶち込んだ山田錦を嗜みつつ、乾き貝柱を貪りつつ、ヴァージニア葉のアメリカンスピリッツの紫煙を撒き散らしつつ、大和魂を着込んだ私は呟くんです。

――――やっべ帰りも自転車かよ

 脳裏につい一時間前に近江舞子に辿り着くまでの道程が想起。絶望的渦中。
 5時間以上も掛かる道を再度戻るのは、現役運動部員からはとうに退いた私には不可能。何も考えずに飛び出してきた結果がこれである。幸いなことに今の私の自転車は折畳可能な超最先端。購入時の自分に感謝しつつ、私は自転車をひねりつぶして電車へと乗り込んだのです。

  一ヶ月以上前と言ったように、当時の私はまだ就職活動を続けている身。
 結論としては自由なだけな時間を持っている人間よりも、ある程度の時間的束縛を背負っている人間の方が行動を起こしやすいという事なのかと。
 ということで、今月末あるいは来月頭あたりに東京あたりに旅を模索中。夜行バスを使えば往復でも然程の金はかからないことを見越しつつ、適当な観光スポットを見繕うことに致しませう。こういう時に淡色野菜Qさんが関東住みであればと思わずにはいられない旅になりそうである。
 第二候補としては九州まで行き、フェリーで沖縄に渡る、不可能ですが。